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About

「ひととひと」は、アーティスト・工藤春香、神谷絢栄、Jin Yeowool、リサーチャー・高橋ひかりからなるコレクティブです。性犯罪の背景にある社会構造や美術史、美術業界における国内外のジェンダー・ギャップなどについて勉強・研究・対話を行っています。多くの人達とこの問題について共有し、考え、想像し、思い描いていくことのできる新しい未来を願っています。活動の一環として、2021年5月21日(金)〜6月6日(日)に展覧会「女が5人集まれば皿が割れる」をBUoY(足立区、東京)にて開催します。

Member

工藤 春香 Haruka Kudo

〈CV〉

2002 東京芸術大学美術学部絵画科油画専攻卒業
2005 VOCA2005 入選
2006 トーキョーワンダーウォール 2006 東京都現代美術館 入選
2013 DARTビエンナーレ 入選
2018 「Limited Vision」日本―ポーランド交換交流展 東京、ブロツワフ
2020  「静かな湖畔の底から」Arai Associates

Web Site|http://tatsuy1.wixsite.com/haruka-kudo

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《静かな湖畔の底から》展示風景 2020

東京藝術大学美術学部絵画科油画専攻卒業。

大学卒業時から主に自然や重力などをテーマに絵画制作を行う。制作、発表だけでなく自主企画展示なども行う。代表的な企画は銭湯の二階で行った「お前はどうなんだ?」展など。
近年は過去の事件などをモチーフに「社会構造とその中の個人の存在」を法律や史実などをリサーチし絵画、映像、写真、オブジェなどを組み合わせたインスタレーションで表す。社会的歴史的に「取るに足らない」とされた物や者、事柄を取り上げる。観客の想像力によって不在の存在を補完しそれによって空間が立ち上がる作品を制作する。近年の展示は旧優生保護法を取り扱った「生きていたら見た風景」(2017年)、実際にあった事件を元に障害と社会構造をテーマにした「静かな湖畔の底から」(2020年)。

神谷 絢栄 Ayae Kamiya

〈CV〉

2016 多摩美術大学絵画学科油画専攻入学

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《ズレながらたどる》2020

身体や性別の違いによって社会的なイメージや役割が異なることに興味を持ち、自身の経験や過去の歴史を参照しながら絵画や立体を制作。
2016年「超はっぴぃ☆Eえんど!」展にて、整形アプリで加工した100パターンの自分の顔写真を展示し、ギャラリー内で販売。
2018年より自身の経験をもとにPTSDについての作品制作を始める。他者化した自分の身体との距離を捉えるために、実際にPTSDの治療で用いられる医療行為と制作の手法を重ね合わせながら作品制作を行っている。
その他の活動として、熱海アートウィークにて「僕らの七日間解放区」(2018年)。

ジン・ヨウル Jin Yeowool

〈CV〉

2019 ‘ghost madeleines ゴースト マドレーヌズ’ , Pocke, Tokyo, Japan
2017   ‘Repression for Expression and Impression’ , Azabujuban Gallery, Tokyo,

     Japan
2016 - 2020   Tama Art University , Oil Painting (Tokyo, Japan)
2015   Researcher of Exhibition Plan, Children Curture Center in Asia Cuture      Center (Gwangju, Korea)
2013 - 2015   Teaching Assistantship of      Hongik University (Seoul, Korea)

Web Site|archivejinyeowool.com

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《track n stars on field.》2020

 「記憶の政治学」、「言語の横断」、「ポストインターネットとディアスポラ」といったテーマで「事実」がどのように記憶され記録されるのかというアーカイブ的アプローチで表現を行う。近年は、公的·・私的の分類が曖昧かつ転覆する気配すらする同時代の風景を、個人がどのように理解し、どのように次の動きができる のかについて考えながらインスタレーション作品を制作している。

高橋 ひかり Hikari Takahashi

Web Site|https://hikari-takahashi.tumblr.com

 

1995 年神奈川県生まれ。武蔵野美術大学芸 術文化学科卒業。

在学時より絵画制作・執筆活動を開始。ART TRACE Gallery、ギャラリイK における個展・グループ展、NPO法人アート& ソサイエティ研究センターインターン、 アートラボはしもと職員などを経て、現在はエディターとして活動。最近の寄稿記事に、「Border のあわいをひらく 釡山ビエンナーレ 光州ビエンナーレの鑑賞に寄せて」、「S.O.S. レポート 『オルタナティブ・スペースが還るとき』」 (NPO法人アート&ソサイエティ研究セン ターホームページ)など。

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